【投稿日】2017年1月13日(金)
日本の女性の地位(男女平等の度合い)が、世界で111位という恥ずかしい水準にあることはよく知られています。そのため、政府は、国連からたびたび改善を要請されてきたわけですが、昨年3月に女性差別撤廃委員会から出された勧告には、社会的弱者のグループに属す女性(マイノリティ女性)に関する勧告が10項目も含まれたことが注目されます。アイヌ民族、被差別部落、在日コリアンをはじめとする外国籍住民、障害者、性的マイノリティなどの女性たちは、女性差別に民族、国籍、障害、性的指向などに基づく差別が重なる中で、マジョリティ女性よりも一層困難な状況に置かれているからです。
今回は、在日コリアン女性に焦点を当てて、どのような生活状況、人権状況にあるのかを自ら実態調査した当事者の女性と研究者を招いて話していただき、複合差別の問題について一緒に考えたいと思います。
テーマ:在日コリアン女性の現在~複合差別調査報告から~
日 時:2017年2月18日(土)13:00受 付 13:30開始 15:30終了
会 場:堺市立女性センター 大ホール
(大阪府堺市堺区宿院町東4-1-27 TEL 072-223-9153)
阪堺電軌阪堺線『宿院』駅より徒歩6分 南海線『堺』駅、南海高野線『堺東』駅より徒歩15分
*会場には駐車場がございませんので、最寄りの交通機関をご利用下さい。
内 容:「在日コリアン女性の複合差別調査報告」
基調報告 「複合差別とは何か」元 百合子さん(大阪経済法科大学21世紀社会研究所客員研究員)
調査報告 李月順さん(関西大学非常勤講師)・梁優子さん(大阪市立大学人権問題センター特別研究員)
ファシリテーター 山口 典子さん(堺市女性団体協議会委員長)
参加費:無 料
主 催 (一社)在日コリアン・マイノリティー人権研究センター(KMJ)
共 催 在日本大韓民国民団大阪府堺支部
後 援 堺市
*この度、「民族差別と啓発にかかわる研究部会」と「アジア文化研究部会」を「合同研究部会」とし、在日本大韓民国民団
大阪府堺支部と共催で開催することとなりました。